ミッチェル式
速く走るための絶対定義
―「何を鍛えているのか?」を理解できていますか―
INTRO
はじめに
「フォームを直せば速くなる」「腕をもっと振れ」
陸上の現場ではよく聞く言葉です。
しかし、それだけを続けてもあるところで必ず伸びが止まります。
ミッチェル式では、速く走るための能力は3つに分解できると考えています。
DEFINITION
速く走るための3つの定義
- ① 最大出力
- ② 瞬間的最大出力
- ③ 走りのテクニック
重要なのは、
「この練習はどれを鍛えているのか?」を理解して行うことです。
① POWER
① 最大出力 ― エンジンの大きさ ―
最大出力とは、身体そのものが生み出せる力の上限です。
筋肉量が多ければ多いほどいい。
(エンジンが大きければ大きいほどいい!)
(エンジンが大きければ大きいほどいい!)
どれだけフォームが綺麗でも、エンジンが小さければスピードには限界があります。
主なトレーニング
- スクワット
- デッドリフト
- ウェイトトレーニング
- 基礎筋力トレーニング
📌 最大出力はすべての土台。ここが弱いと②も③も活きない。
② EXPLOSIVE
② 瞬間的最大出力 ― 一瞬で力を出せるか ―
スプリント中、地面に足が接地している時間は
0.1秒にも満たないと言われています。
その一瞬で、どれだけ大きな力を出せるかがスプリントを決めます。
体重が重いと瞬間的に出せない。潰れてしまう。耐えられない。
ある筋肉から最大限に出力しコントロールする力が大切。
ある筋肉から最大限に出力しコントロールする力が大切。
筋肉量があっても、重すぎる身体では接地の瞬間に負けてしまう。
主なトレーニング
- ジャンプトレーニング
- プライオメトリクス
- バウンディング
- メディシンボールスロー
- 神経系トレーニング全般
📌 「強い」だけでは足りない。「速く強い」ことが必要。
③ TECHNIQUE
③ 走りのテクニック
走りのテクニックとは、
発揮した力を、後ろへの力を最小限に前方向のスピードに変換する技術
- 足が流れない(後ろへの力を最小限)
- 推進力で力を前に持ってくる
- 上半身と下半身のタイミングを合わせる(高速移動の中で地面に力を加える)
- 姿勢・接地・腕振りなど、連動を整える
WHY
なぜ多くの選手は③に偏るのか?
- 見て分かりやすい
- 1日2日で速くなる
- きつい基礎トレを避けたくなる
①と②が足りないまま、③だけを磨いても限界は近い
CLASSIFY
ミッチェル式|練習を「分類」してみよう
いまやっている練習が、①②③のどれに属しているか。
さらに「何%くらいか」まで考えると、練習の質が一気に上がります。
例)ドリルは③寄り。ウェイトは①寄り。ジャンプは②寄り。
だからこそ、③だけ増えすぎていないか?を常にチェック。
だからこそ、③だけ増えすぎていないか?を常にチェック。
SUMMARY
まとめ
- 速く走る能力は ①最大出力 / ②瞬間的最大出力 / ③テクニック の3つ
- 筋肉量は正義(エンジンは大きいほどいい)
- ただし、重すぎる身体は瞬間的出力を殺す
- 3つのバランスを理解して練習する
考えずに練習する選手と、
「今、何を鍛えているのか」を理解して練習する選手。
伸びるのは、間違いなく後者です。