疲労ってなに?
疲労と聞くと、多くの人が「筋肉痛」や「足がパンパンになる状態」をイメージすると思います。
でも実際には、疲労はそれだけではありません。
この記事では、スポーツをしている子どもや保護者の方にもわかりやすいように、 疲労の種類をできるだけ簡単に説明していきます。
1. 身体の疲労
① 筋肉痛などの疲労|末梢性疲労
これは、筋肉そのものが疲れている状態です。
筋肉痛になっている疲労は、この末梢性疲労です。 本数の多い練習、追い込み練習、長時間の練習、2部練習などで起こりやすい疲労ですね。
「足パンパンや…。」
一般的な会話でよく使う疲労は、この末梢性疲労やで。
② ガス欠状態の疲労|代謝性疲労
これは、エネルギーが足りなくなったり、回復が間に合わなくなったりして、 身体が動きにくくなる疲労です。
- エネルギーの枯渇
- 疲労物質の蓄積
- ATP-PC系
- グリコーゲンの枯渇
- 乳酸系
陸上競技では、よく「吹いた!」と言われる状態やね。 全身が重たくなり、身体が動かなくなるような感覚です。
ロングスプリントの練習をしていると、よく起こる疲労です。 簡単にいうと、比較的回復が早い疲労やね。
数十秒、数分、数時間で回復できる場合もあります。
③ 怪我の前の違和感|機械的疲労
これは、筋肉・腱・関節などの組織が、物理的なダメージを受けている状態です。
痛みや違和感、全身ではなく局所的にハリがあるような状態。 簡単にいうと、怪我の一歩手前の疲労です。
でも、気にしすぎてまったく追い込めないのもあかん…。
むずすぎるねん。
2. 脳の疲労|中枢性疲労
これは、よく「神経疲労」と言われる疲労です。
神経疲労とは、脳や神経が疲れ、身体へ強い指令を送りづらくなった状態やな。
次のような、瞬間的に最大出力を出す練習で起こりやすいです。
- ショートダッシュ
- ハードルジャンプ
- 高重量ウエイト
- メディシンボール投げ
- 試合
筋肉痛がひどくなくても、神経疲労があると次のような状態になることがあります。
- 力が入らない
- 動きが鈍い
- キレがない
- なぜかやる気が出ない
脳は、筋肉に対して「力出せーー!!」と命令を送っています。
でも、この命令を出しすぎると、脳や神経も疲れてまう。
さらに、普段から“強く力を出す練習”をしていない人は、 この命令を送るのがあまり得意ではありません。
だから、頑張っているのにうまく力を出せず、 余計に疲れやすくなるんやで。
これを、ストローでイメージしてみましょう。
普段から強い力を出す練習をしている人は、強い出力を出す神経の使い方が上手くなっていきます。
逆に、強い力を出すことに慣れていない人は、 頑張っているつもりでも力をうまく出せず、疲れやすくなることがあります。
3. 心の疲労|精神的疲労
疲労は、身体や脳だけではありません。 心の疲労もあります。
- 仕事や学校でのストレス
- 人間関係
- 家庭でのストレス
- 将来への不安
人間は生活している上で、いろんなストレスを抱えます。 このストレスも疲労なんだよ。
疲労が溜まるとどうなる?
① 身体の疲労が溜まると…
- 筋肉痛
- 張り
- 動きが重い
- 後半失速
- 局所的な痛み
- 怪我しやすくなる
- なぜかやる気が出ない
② 脳・神経の疲労が溜まると…
- キレがなくなる
- 力が入りづらい
- 接地感覚が悪い
- 集中力低下
- 反応低下
- なぜかやる気が出ない
③ 心の疲労が溜まると…
- モチベーション低下
- 不安感
- イライラ
- ネガティブ思考
- なぜかやる気が出ない
疲労の種類は違っても、共通する症状がある
疲労の種類は違っても、実際には共通して現れる症状があります。
これは、身体の疲労でも、脳の疲労でも、心の疲労でも起こることがあります。
他にも、次のような症状が出ることがあります。
- 身体が重い
- パフォーマンス低下
- 集中力低下
疲労は筋肉の疲れだけではない
このように、疲労は単純に「筋肉が疲れている」というだけではありません。
- 身体の疲労
- 脳の疲労
- 心の疲労
どの疲労が溜まっているのかを自分で判断し、 必要な回復を選ぶことが大切です。
そして、これらの疲労はすべてつながっています。
「どれだけ追い込めるか」だけでなく、
“どれだけ回復できるか”
も重要なのです。
走りを速くするには、練習と回復のバランスが大切
SiegSportsでは、ただ走り込むだけではなく、子どもたちが成長し続けられるように、 身体の使い方・力の出し方・練習量のバランスを大切にしています。
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